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プロジェクト・ボン
見積り開始!今度は施工者の立場で図面をチェック!
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■作成した図面から見積り開始!

これまで建築主であり、設計者でもあった中澤夫人が今度は‘施工者’の立場で図面をチェック、数量拾いや協力業者への説明などで大忙しに。

■資金繰りなど苦労話のあれこれ...?
中澤夫人に施主として、現場監督としての資金繰りの苦労話のあれこれをお伺いしてみました。
以下中澤夫人のコメントです
【施主としての資金繰り】
一言で、いい加減でした。幸い、夫婦共働きで子供もおらずなので、とりあえず、下記の様に心づもりをしました。
住宅金融公庫へ行き、どれぐらい出せるか、月々 幾ら位なら出せるかの算用をしてもらう。
俗に言う、坪単価で、どれぐらいの広さの家をもてるか(設計できるか)決める。
土地から購入するので、割合を考える。
あとは、親分にあまえる。
(施工業者なので、職権乱用)冗談です。
施主・施工者(施工会社)・設計者がほぼ同じ(=私自身)だったので、 話は早かったです。
ただ、施主(この場合、ボンちゃん)とは、よく話しました。出来る事と出来ない事の区別と、アキラメと前向きな姿勢がいい家をつくるカギだと思います。
‘メリハリをつける’ということ。
床暖房がほしいなら、そのオ-バ-した金額は、柱が節ばかりの木とか。大きい浴室がほしいなら、その分、一番安い部材を使っているもの、とか。
そんな風に、やりくりしていきました。
よく注意しないといけない事、それは、施工会社の手の届かないところ。
あれだけ、わかっていたはずなのに、以下泣きました。
カ−テン、家具その他生活必需品・エアコンの数と室外機の置き場所・外構関係、庭木等・・・。
でも、最初にカ−テンと外構は含んで見積もってもらうと、失敗はないです。
工事が始まると、生まれて初めて、大きな金額が動きます。段々、金銭感覚が無くなってくるんです。
「ついでにこれも・・とか、これぐらい・・」とか。
そんな時は、設計士さん、現場監督、施工会社によく相談すること。仲良くなって、色々、話合うこと。
金額の面で、こんな風にしたいとか、ほんとになんでもかんでも、言うこと。
「家を一緒に作ろう!」ぐらいの気持ちがいいと思います。
後悔はしないように。一生に一度ですから・・・。
■家計簿感覚の金銭管理は必要!

今回中澤邸を施工した(株)アークホームの社長本田耕三さんに、上司として中澤夫人にアドバイスされた点などを伺ってみました。
この道30年のベテラン現場監督の含蓄のあるつぶやきです。

(株)アークホーム代表取締役 本田 耕三
エディットの皆さん、お世話になりました。
中澤もよく頑張りました。幸せものです。
私は何も手伝いませんでした。一時お金を立て替えただけ。 
家を建てると言うことは金銭感覚がマヒしてしまうのです。家計簿感覚がいると思います。
中澤が現場監督になったのは、平成9年の10月です。たかだか3年です。私が30年です。
中澤がしても、私がしても建物は出来あがったでしょう。
ひょっとしたら中澤が担当したので私が担当した以上の出来映えだったかもしれません。
現場監督って何なんでしょう?
プロって何なんでしょう?
現場監督って20代に血と汗と涙で覚える部分があると思うのですが、ちょっとキザかな?
施主さんも中澤と初めてあうと必ず「建築の学校を出られたの?」とか「建築士を持ってみえるの?」言うんです。男の現場監督だったら絶対に言わないのに。みょうですね。

建築費の原価を知ってもらって現場管理料としていくらを認めていただけるのかな?
いっそ原価公開して管理料をいただくという職業ができないかな?」とずっと思い続けておるのですが、(最近CMとかいってそれらしい事をうたっている会社もありますが?)施主さんは原価を知らないほうが、気持ちがいいと思います。
これが原価といえるものがないんです。
仕入先によってちがうのですから。
管理といったってどれだけ立派な管理をするのと、問われたらシュン、、、としてしまいますし。

業者として、家を作ることそのものは、難しくないのですが各施主さんの考え方が違うのが難しい。‘私、お金出す人、あなた仕事する人’でなく一緒に苦労し共に悩み、楽しむ家作りの和、輪がひろがったらこんなに楽しい事は、ありません。


■予算もまとまり建築確認も取得→いよいよ着工へ!
予算もほぼまとまり、建築確認も無事取得。
いよいよ工事着工へ。その様子は次のページで!
 
住まいづくりのキーワード

数量を拾う
建築工事の見積をする際、使用する構造材や仕上げ材の量を算出することを「数量を拾う」といいます。
コンクリートや材木の場合は体積を、鉄骨や鉄筋の場合は重量を、仕上げ材の場合は面積を求めます。この数量に単価を掛ければ、その部分の工事費が算出されます。建築の単価は複合単価といって、単位数量あたりの材料代に施工費(職人さんの手間代など)を加えたものがよく使われますが、中には材料代と施工費を分けて計上するものもあります。

数量拾いは実施設計図をもとに行いますから、設計図が極端に少ないとか、書き込みが少ないなど、設計がいい加減だと、数量拾いもいい加減になり、結果的に見積もられた工事費もいい加減ということになります。一般に、設計事務所に設計依頼する場合、設計内容を施工者に十分伝えようとするため、設計図の枚数や書き込みが多くなる傾向があります。

一方、工務店やハウスメーカーなどの設計施工一体で工事が進められる場合、施工者が予め設計内容を理解しているため、設計図の枚数や書き込み内容は少なくなる傾向があります。このとき、留意しなければならないのは、建築主が設計図に書き込まれていない内容まで、理解しているかどうか。不明な点などあれば、積極的に質問をし納得しておく必要があります。
(喜多順三)


昭和23年大阪生まれの広島育ち。大学卒業後大手建設会社大林組に入社、東京、名古屋の工事現場で仕事をされたのちご両親の郷里である徳島へ帰県。
12年前に総合建設業の
(株)アークホームを創業されました。以来「設計事務所の設計した住宅」を中心に工事を請け負い、その数は約50棟。現在、県内の建築家に最も信頼されている施工者の筆頭にあげられています。
無類の勉強家で好奇心のかたまり。そして何よりも建築を創ること大好き人間。365日24時間仕事人。海外建築見学マニア等々・・・。
建築のことだけでなく仕事や人生の尊敬すべき先輩として(お酒を戴きながら)ずっとお付き合いさせてもらっています。この[プロジェクト・ボン]も社長の絶大なご協力なしには出来得なかったことです。
(笠井義文)
★2002年11月よりホームページに施工屋日誌を好評連載中!



 
 

 
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