エディット・デザインワークス
エディットについて
これまでの仕事
  普段着の家
  趣味を愉しむ家
  4世代8人家族の家
  子供達へのプレゼント
普通の家をつくる
  茶室のある2世帯住宅
  プロジェクト・ボン
エディット日誌
住まいのコラム
イベント
お問合せ
EDIT DESIGN WORKS
〒770-0814
徳島県徳島市南常三島町1-2
TEL 088-626-6208

構造や仕上げの検討→確認申請図面の作成へ
1
3
4.html
5
7
8
9
10

 
 
     
■2000年8月 構造や仕上げを検討していきます

模型による検討も終わり、構造や仕上げの検討に入ります。
構造ははじめから木造と決まっていましたが、柱が室内に露出する真壁とするのか、それとも柱を隠す大壁とするのか、屋根を支える構造体(小屋組といいます)をどのようにするのかが検討課題でした。
壁の方式は、柱の割付や窓の形の関係から大壁を基本に、部分的に真壁とすることになりました。また、
小屋組は天井で隠さずに露出することとし、詳細は中澤夫人が大工さんと相談して決めることに。
仕上げは、徳島県産の土壁等の自然素材を中心にして、工業製品は極力避けるという方針が掲げられました。
残念ながら予算の関係で壁の大部分は土壁風の壁紙となりましが、床や天井には杉が、またポイントとなる壁には漆喰杉板を使用することになりました。
また外部のガルバニウム鋼板焼杉板はご夫妻の当初からのイメージにあり、またコストも手頃であるためすんなりと決まりました。

■建築確認申請用の図面の作成依頼へ
ラフスケッチによる平面図、立面図制作から模型づくり、そしてこれらによる検討も一段落。いよいよ建築確認申請用の図面を作成することに。
基本となる平面図や立面図・断面図は模型づくりの段階で喜多が作成していたものに多少の修正を加え、申請図面の作成は当初から予定していた林建築事務所さんにお願いしました。
以下は実際に確認申請図面の作成を行ってくださった林建築事務所スタッフの東さんのコメントです。
(喜多順三)
■中澤夫妻より依頼を受ける(林建築事務所 東 久美子)

私の手元に来たとき、建物計画はほぼ確定してました。
建築基準チェックをしても微量な訂正でクリアしましたし(アドバイザーに建築士がいるんだから当たり前)不明な部分もご夫人の頭の中では決定していた様で、聞けばすぐ明らかになりました。「まだ考案中なんです。」という返事も中にはありましが・・・。さいわいそういった部分は法に関わりがなかったので、『こうする予定』ということで、図面記入したりしました。(笑) こんな具合でしたが、設計図作成は割合順調に進みました。
ところで、今回中澤夫妻から依頼を受けたのは「建築確認に必要な程度の設計図面の作成と、建築確認申請の代行」でした。建築確認には確認申請書と設計図面が必要です。
申請書には施主、代理人、建物概要、工事概要等を記載します。
設計図面というのは簡単に言えば、「建築基準に適合した建物である」ことを第三者に伝えることができうる程度の図面と言えます。この場合第三者というのは、建築確認を下す建築主事に当たりますね。建築主事に適合と判断されて初めて工事に移ることができます。

 
■設計図面はいろいろあります。
一口に設計図といっても色んなものがあり、その目的により描かれる内容も異なっていきます。
ゾーニング図やラフなスケッチは建物の設計段階で検討する道具としての役割、パースや彩色された図面などのプレゼンテーション用の図面は設計意図や設計内容を他者(建築主)に伝えるためのもの、建築確認申請用の図面はその建物が関連する法規に適合していることを示すものですし、実施設計図と呼ばれる図面は工事費を見積もるためと実際に施工するために用意されるものです。
乱暴な言い方をすれば、ゾーニング図やラフスケッチは主として設計者自身に、プレゼンテーション用の図面は建築主やその関係者に、確認申請図は建築行政関係者に、そして実施設計図は施工者に向けて作成されるものです。
では、具体的に建築確認申請用の図面にはどういった種類のものがあるのか、紹介します。
附近見取り図 敷地の場所を示した地図です。
地区や土地によって基準法の関わりが違ってきます。
配置図/平面図 色々な機会に目にすることが一番多い図面でしょう。敷地、建物の形を平面的に表します。
立面図 建物の外観4面を表します。屋根の形状や、おおよその高さが解ります。
仕上表 外部(外壁、屋根等)内部(各室の床、壁、天井)の仕上げ材を表します。内外部の仕上げに防火の基準が定められています。
構造図
(基礎伏図,各階床伏図,小屋伏図)
柱や梁など構造材の大きさ、材種張り方向等を表します。
建具表 建具の形、大きさ、材料などを表します。居室の窓の大きさ等に基準が定められています。
中澤邸の確認用設計図は以上です。
建物の構造や規模等によって関わってくる基準が違うので、それによって必要図面は違ってきます。ですが、一般の木造専用住宅であれば上記の通りで大差ないでしょう。
さらに中澤邸の場合は、ご夫人の希望で「展開図」も作成しました。
 
【展開図】
「展開図」とは各室の内観を表した図面で、積算や施工時に材料の数量を算出するのに重宝します。
 

このほかにも設計図にはいろいろな種類があります。図面の種類が多くなればなるほど建物についての情報が詳しく表れてくるわけです。設計者として設計図を一式作成するとすれば、もっと多くの図面を用います。施工するにあたって、どの専門業者が見ても正確に伝わるのでなければ意味を成しませんから。

その点中澤邸は現場監督がご夫人だったので、逆に多すぎる図面は不必要だったと言えるかもしれないですね。図面がないからこそ現場の状況次第で再検討したり、変更したりもしやすかったんじゃないかな。その分、現場が滞るという難点もついてましたが。

結果中澤邸は、随所に遊びが織り込まれた家に仕上がりましたね。土間のビー玉や、絵画な壁面。遊んだ所や手法はそれぞれですが、ご夫婦を筆頭に棟梁、職人・・(設計者も)プロジェクトや工事に関わった方は皆、少なからず中澤邸で遊び楽しんだような気がします。
 

 
住まいづくりのキーワード

大壁
大壁
真壁
真壁


住まいづくりのキーワード

建築する前に地元役所に建築基準法や都市計画法にその建物が適合しているかどうかの申請を提出して確認を受けなければ工事を着工することが出来ません。
建物規模にあった資格建築士(1級建築士,2級建築士)が建築主の代行として提出することが建築基準法により定められています。


【配置図/平面図】
【配置図/平面図】
【立面図】
【立面図】
【矩計図】
【矩計図】
 
【基礎伏図】
【基礎伏図】
【床伏図】
【床伏図】
【小屋伏図】
【小屋伏図】
【建具表】
【建具表】

 
 

 
1
3
4
5
7
8
9
10