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プロジェクト・ボン
いよいよ具体的な設計作業に!
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■2000年4月 いよいよ設計作業に!
土地も決まり、いよいよ具体的な設計作業に入りました。
まずは前回までにまとめていた要望書をもとにフリーハンドによるゾーニングやラフプランを作成。
アプローチの考え方(玄関・駐車場)、階段の取り方、デッキと居間の関係などをエディットのメンバーがアドバイス。少しずつプランが具体化してきました。
ゾーニング図
■アプローチと玄関の配置について復習を
アプローチをどのように取って玄関をどこに配置するかによって、プランは大きく変わってきます。ということで、ここでアプローチと玄関の配置についておさらいを。
 
 
車1台の大きさは約2.5m×5.0m。
中澤邸の敷地は間口8.289×奥行16.401m。
ということで、駐車スペースの奥行を5mとすると、南の庭と住宅奥行の合計は16.4mとなります。
 
■2000年5月 試行錯誤でプランニング

以上の点をふまえ、改めて試行錯誤でプランニングを進め具体化していきました。この時点で大きく変わったのははじめは控えめだった吹抜がしだいに大きくなり、ボンちゃん念願の個室も‘BDR’(ボンちゃん・ドクレ・ルームの略)という名を得て2階の一角を占めるように。
*どくれる=阿波弁でふてくされる、すねるの意味

 
 

中澤邸では当初から吹抜が検討されていました。
当初、ご夫妻が考えられていた吹抜は1階の居室の一部を吹抜とするものでした。(初期の平面図参照)

しかし、それでは、居室の一部に天井が非常に高い空間ができるだけで、吹抜を介した1階と2階の一体感や、すまい全体の開放性というのは余り期待できないと考えるようになりました。

何度かスタディを繰り返した結果、「吹抜を設けるなら思い切って」「吹抜け空間に階段を設け1・2階の一体感を高める」ことになりました。
その結果、吹抜けを中心に全ての居室が配置されることになり、開放感と一体感の高い豊かな空間ができあがりました。

また、吹抜けのある1階の部屋を「第一の居間」、吹抜けに面する2階の部屋を「第2の居間」と名付け、用途に応じた部屋の使い分けなどのアイディアも生まれてきました。
1階と2階を一体化することで心配なのは冬の暖房ですが、1階の「第1の居間」に床暖房を設けたことで、寒い冬でも快適な暮らしができています。
また、夏は殆ど冷房に頼ることなく、自然の風の心地よさを味わっているそうです。

(喜多順三)
 
住まいづくりのキーワード

ゾーニング
一般の方がすまいづくりを考えるとき、最初に検討するのは間取りであることが多いと思います。まず自分達の家族構成や暮らし方などから、必要な部屋を想定し、次に「この部屋とこの部屋はつながっていた方がいい」とか「この部屋はお客さんに見えないように」など、部屋のつながりや家の中での動線について頭をめぐらせます。

こんなとき、ゾーニング図が役に立ちます。想定する部屋を丸や四角で表し、この段階で大きさや形状は余り意識する必要はありません、部屋と部屋の関係や色んな場面での動線を矢印やフリーハンドの線で表し、部屋や空間のつながり、配列を検討します。

プロの設計者でも建築主から提示された条件を整理したり、複雑な用途の建築物を検討する段階で、ゾーニング図を描くことは良くあります。

ゾーニング図は、建物の機能を整理し平面計画を進める上では有効ですが、建物そのものの形や空間のデザインを検討するには、別な方法を考える必要があります。
(喜多順三)

 
 

 
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