中澤邸では当初から吹抜が検討されていました。
当初、ご夫妻が考えられていた吹抜は1階の居室の一部を吹抜とするものでした。(初期の平面図参照)
しかし、それでは、居室の一部に天井が非常に高い空間ができるだけで、吹抜を介した1階と2階の一体感や、すまい全体の開放性というのは余り期待できないと考えるようになりました。
何度かスタディを繰り返した結果、「吹抜を設けるなら思い切って」「吹抜け空間に階段を設け1・2階の一体感を高める」ことになりました。
その結果、吹抜けを中心に全ての居室が配置されることになり、開放感と一体感の高い豊かな空間ができあがりました。
また、吹抜けのある1階の部屋を「第一の居間」、吹抜けに面する2階の部屋を「第2の居間」と名付け、用途に応じた部屋の使い分けなどのアイディアも生まれてきました。
1階と2階を一体化することで心配なのは冬の暖房ですが、1階の「第1の居間」に床暖房を設けたことで、寒い冬でも快適な暮らしができています。
また、夏は殆ど冷房に頼ることなく、自然の風の心地よさを味わっているそうです。 |