居間というのは、実はずっとまえから、設計者にとっての大きなテーマなのです。「何帖の間」や「茶の間」といったものが、住宅の西洋化にともなって「居間」になったとき、そこは、日本人にとって、何をしていいか分からない場所になってしまいました。
また、めったに腰が下ろされないソファ、ほとんど開かれない豪華本が並んでいる書棚、高価な電気製品が置かれているところ。これが居間(兼応接間の場合も多かったですが)の定番でもありました。
ですから、いまこの「居間は何をしてもいい場所」という解釈が、逆に重みをもって聞こえるんですね。
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